壬生義士伝(4) (KCデラックス)
好きで映画、テレビ、小説とどれも見ました。字数制限や放送時間に制限がないためでしょうが、他の媒体に比べ非常に丁寧に細かく描写されています。オリジナルの小説以上にいろいろな場面の描写や時代背景の追加がなされており、基本的な話の流れを知っている私でも楽しむことが出来ました。
鉄道員/ラブ・レター (講談社文庫)
原作 浅田 次朗と マンガ家 ながやす功のタッグの最高作品です。
人情物を良く描いているながやす功ですが、鉄道員での描写は見事!の一言につきます。
自分の子供が死んだ時の回想シーンや、最後のキハの描写には泣けました。
ラブレターも短編作品ですが、偽装結婚ながら白蘭からのラブレターの一途さと吾郎の受け止め方にも一見の価値があります。
壬生義士伝(2) (KCデラックス)
やはり浅田次郎作品の劇画判はながやす巧先生に限る!
と実感しました。浅田作品はほとんど読んでいるのですが、
映画化、ドラマ化されているものも多く、
それらにはいつもがっかりさせられています。
どれもこれも原作の良さが出ておらず、時間的な
制限があるのは分かりますが、原作を読んだ時の
感動は微塵も感じられません。
しかしながやす先生の作品は原作以上に感動させてくれます。
鉄道員もながやす巧先生のものは素晴らしかったのですが、
この壬生義士伝はさらに素晴らしく、原作に対し忠実に
表現されており、まさに原作を読んだ時のイメージその物が
絵としていきいきと表現されています。
この調子でいくと10巻以上になると思いますが、
3巻以降はいつ出るのでしょうか?
いつまでも待つつもりでいますが、もうご高齢なので
きついのかも知れませんが、ながやす先生のライフワーク
として最後まで書き続けて欲しいと切に願います。
愛と誠(1) (講談社漫画文庫)
内容云々よりも、ただただ怒涛の作品ですね。
梶原一騎氏の他の原作についても言えますが、
氏にとって、上流階級や上流の学校って、
いったい、どういう意味を持っているのでしょうね。
ある種、カフカ的な門を閉ざしている王国なのでしょうか?
ひとつだけ少なくとも言えるのは、この「愛」は福音書的な愛ではないと思います。
それでも面白いことに間違いはないです。
壬生義士伝(3) (KCデラックス)
新撰組ファンの私はこの手の本が好きで、本屋さんで見かけて買い始めました。が、3巻目あたりになると本屋さんで平積みされなかったか、見つけられませんでした。(こちらも特に発売日などを調べてはいませんので)Amazonにてさがしたら、すぐ見つかりました。この手の情報はやはりAmazonですね。