いとしのルネ (紙ジャケット)
Sundazedが紙ジャケット化ならと期待させたが、残念ながら内容自体はストレートリイシューである。
とは言え、やはり音はいいしライナーや曲ごとのパーソネルもありがたい。
マイケル・ブラウンの極上のメロディとキーボード、せつないスティーヴ・マーティンのボーカルがたまらない。
決してメジャーなアーチストではない割りに、ヒットしたM1、M7はじめよくカバーされるのがよくわかる。
マイケル自身が歌う曲だけはご愛嬌(ビートルズで言うリンゴの曲みたい)だが、タイトル曲が好きなら絶対おすすめ!
Too
Sundazedが紙ジャケット化ならと期待させたが、残念ながら内容自体はストレートリイシューである。
とは言え、やはり音はいいしライナーや曲ごとのパーソネルもありがたい。
一時的に2組のレフト・バンクが存在し、それがバンドのキャリアにマイナスになってしまった。
それも関係して、中心人物のマイケル・ブラウンは傑作シングルM7などにしか参加していないが、出来はファーストにまったく劣らず、甲乙つけがたい。
Does the Noise in My Head Bother You?: A Rock 'n' Roll Memoir
前々からエアロスミスとその時代をある程度知る者にとっては、そんなことが起こっていたのか〜、スティーブンからすればそんなふうに感じていたのか〜、と思い知る作品です。
冒頭からスティーブン独特の言い回しが全開で、オリジナルの英語表現を読んでみたい方々にお勧めです。
一人の男の生き様が本人自身の視点で語られています。ただし、時系列は整っていないし、内容もよく飛びます。ほとんどの話はドラッグがらみ。そこがスティーブンらしいと楽しめなければ読みにくいかもしれません。
写真は日本語訳版よりも若干大きめで見やすいと思います。
There's Gonna Be A Storm - Complete Recordings 1966-1969
生のストリングスとハープシコードとピアノがやけに印象的なグループです。かなりソフト・ロック寄りの音ですが、それらのグループより動的な要素が強くかなりロックぽいです。実際問題としてこのグループのことは良く知らないのですが、とにかくクラシカルな美メロの連続で予想を遥かに超える素晴しい内容でした。この時代ならではのいかにもビートルズ的な部分も多分に含まれ、コーラスもギターもいい雰囲気です。思いっきり60年代後半の雰囲気に浸れるうるさくないビートルズ・・・的なCDです。
The Piano Shop on the Left Bank: Discovering a Forgotten Passion in a Paris Atelier
子供の頃に楽器を習っていたけれど、大人になる頃には弾かなくなってしまう人は多いと思う。
そして、なにかの機会にふと「あぁ、また弾きたいな」と思ったりする。
私もそんな1人。
そういう人には打ってつけの作品だと思う。無論、そうじゃなくても面白い。
ピアノの楽器としての構造や材質、ピアノ製造会社といった細かいお話。
ピアノの楽曲。
ピアノを教わる話。
ピアノと関わる人々のこぼれ話。
ピアノ工房で働く人々を通じて描かれる”フランス人って”な部分。
筆者のフランスへの暖かい眼差しや、ユーモアを交えた語り口によって”薀蓄”的部分もすんなり入って来る。
「ほー」と感心したり、頷いたり。
なかなかに面白くて濃いノンフィクション・エッセイでした。