合い言葉は勇気 完全版(1) [VHS]
地方なのか、レンタル店でも取り扱いがありません。
みなさん、これは名作です。こんなエンタの神様に
でているアンジャッシュの勘違いワールドに似た世界です。
話の持って行き方や、勘違いをどうさせるかなどなど。
はじめの1話や2話は地味ですが、とんでもない展開が毎回起きます。
すごいですよこれは!!こんな話見たことない。里見八犬伝にも
もじってますし、一応裁判物で、山ちゃん(おっは~の人)のラジオ脚本家が裁判の脚本も作っちゃったり。はちゃめちゃなんだけれども、
すごいのです。ごみの不法投棄環境問題、村長役の北の国からのオヤっさん役(名前でてこん。すごく有名な人)いい味でてます。泣かせます。こんな人にたのまれたら引き受けちゃう。とにかく見てみてください。といってもレンタルにもない。ここは、DVD発売お願いします。
ちなみに、私の一番の印象に残っている大河は「独眼流政宗」です。
こちらは謙さんの昨今のご活躍でDVDが発売されましたね。
これも名作です。名役者による名演技を見ることができます。
希望者だけでも復刊本みたいに製作してくれませんでしょうか?
レンタル店向け専用でもいいです。三谷脚本の中のコミックドラマでもあると思います。企画・脚本などの仕事をしている方や、ドラマ好きの
方々、一度見てみてください。そして、検討してみて欲しいです。
Reflections
最近「Re-Cool Reflections」なる、このアルバムのリニューアル盤が発売された。
それに合わせて聴き直してみた。
「Re-Cool」の出来映えも素晴らしかったのだが、その基盤となるこのアルバム自体の出来が良かったからだと改めて思う。
アイドル・テクノ・ツッパリが音楽シーンをにぎやかに占めていた当時、この作品は斬新だった。
収録曲でシングルとしても爆発的に売れた「ルビーの指環」に代表されるように、低音を活かした息張らない歌い方・アダルトな歌詞・キャッチーなメロディ・シンプルなアレンジが、全曲に施されていた。
多くの人が待ち望んでいた「癒し」の音楽がここにあった。
歌謡曲と呼ぶには、中高年に媚びていないし、ティーン向けではない。
ロックと呼ぶほど、派手さや華やかさはない。
だからと云ってこの作品を、「ニューミュージック」や「シティポップス」という、今や「死語」となったくくりで呼ばないで欲しい。
この作品は「ONE and ONLY」として、現在もこうして大きな存在感を残しているのだ。
夢 [DVD]
本作品は8つ夢を見たという設定でオムニバス形式で出来ている。
本作品を通して、監督である黒澤が何を訴えようとしたかったか?
私は正直、あそこまで直接的に反戦や人類の身の丈を超えた進歩や自然を省みない姿勢を批判するのは、味の濃いラーメンのスープだけを飲まされるような気分で好きになれない。まあ、人それぞれの受け止め方もあるだろうが。
私が彼を評価するのは、並ぶもの無い映像技術と芸術性である。
その観点で本作品を見れば、素晴らしいものと評価せざる得ない。
シーン一つ一つが映像として素晴らしく感動的なものだ。最後の笠智衆が村人と踊る場面など、もはや芸術そのものと評していい位だ。
彼のような映画監督。はたして次はいつあらわれるのであろうか。
TWIN BEST
まず、一度ヘッドフォンで聞く事をお勧めする。耳に広がる寺尾の低音ボイスの心地良さが実感できる。
二十数年前によく聞いていた寺尾聡だが、今聞いても古臭さは無く、楽曲の良さに驚かされる。男臭さとかっこよさ。本当にグッと来る。代表曲はルビーの指輪とされる寺尾聡だが、名曲は他にもまだまだ沢山あるのだ。
是非またいつか、アーティストとしての寺尾聡にお目にかかりたいと、心より切望する。
優しい時間 DVD-BOX
『北の国から』が今一つ好きになれなかったので、倉本作品だとは言ってもさほどの期待もなく見始めたドラマだったのですが、見終えた今は近年にないテレビドラマの傑作に出会えたという満足感で一杯です。
妻/母の死をきっかけに遠ざかってしまった父と息子が再会し、心を通い合わせるまで。こう書くと、改めて筋立てそのものがいかにシンプルなものであるかに気づかされるのですが、一話一話の中で父と息子それぞれの心の葛藤や変化が、周囲の人々との触れ合いを交えながら本当に丁寧に描かれていきます(かえって他のドラマの多くがどれだけ奇抜なストーリー展開やエピソードに頼って成立しているかに驚かされる程です)。
特に息子の拓郎が、愛する母を死なせてしまった自分を許さない父に思いを馳せる場面が描かれる度に、彼の父親に対する深い尊敬と愛情、そして苦しみが静かに、ひしひしと伝わってきて涙を抑えることができませんでした。
忙しい日々の中見失ってしまいがちな、生きることの寂しさや愛おしさをじっくりと感じさせてくれる「優しい時間」でした。富良野の美しい風景や心を揺さぶる音楽もすばらしいです。