DJ+ドラマCD「いつでも召喚!サモンナイト4」第2巻
キャラクターのカップリングが満喫できます。
ちょっとエッチなシチュエーションもあり、個人的は大満足でした。
シリアス路線希望の方には肩透かしな部分もあるのかもしれませんが
この手のドラマCDは他にないので、逆に貴重です。
プレ値で高騰してますが、買ってよかったです。
キャラクターの魅力を楽しみたい人にはおススメです!
大鹿村騒動記【DVD】
本作は阪本組の最高作として記録されることはないだろう。
メイキングを観てもけっこうドタバタな現場だし、ホンもあくまで「予定稿」であり、
その場で色々修正していたようだしね。完成度は正直3つ星だと思う。
それでも、本作は名優・原田芳雄に「阪本、俺もう時間がねえんだよ」と言われた
阪本順治が、最高の「送り舞台」を用意しただけで、もう素晴らしい。
阪本監督をして「刃がたたない」と言わしめる日本映画界のスター、原田芳雄。
もう先のことがある程度分かっていての芝居は、安易に表現できないくらいの「鬼気迫る」
ものだった。この感覚は既視感がある。1989年の「ブラック・レイン」に於ける松田優作にも
同じ迫力を観ることが出来た。
東映の配給だが、実際はかつてのATG映画の香りがする。
そこに「原田組」の岸部一徳、大楠道代、でんでん、小倉一郎、小野武彦、佐藤浩市。
加えて三國連太郎、松たか子から瑛太まで、TV局大作映画と見間違えるほどのトップスターが集結して、
自然美しい大鹿の伝統歌舞伎&人間模様をぎこちなく演じることの凄さ。
久し振りに「骨のある」活動写真を魅せてもらった感じだ。
特典映像はメイキングと舞台挨拶集が収録されているが、他の映像と違うのは
初日舞台挨拶に主演がステージに立っていないことだろう。
公開の3日後に名優・原田芳雄は旅立った。
個人的には「天国の本屋」の天国にいる伝道師の役が一番好きだった。あの映画によれば
100年経つと、また新しい魂でこの世に戻ってくるそうだから、30年くらいは
「本屋のある天国」でゆっくり過ごしてほしい。
四の五の言わず、本作は5つ星です。
悪党―小沢一郎に仕えて
正直、タイトルからは、どのような内容なのか想像するのが難しかったです。
でも、石川さんの正直な胸のうち、報道されなかった真実、小沢氏とのエピソード。
今までとは違った視点で裁判の行方を見ることができるようになりました。
ROOKIES -卒業- 通常版 [DVD]
人気コミックのTV版の映画化です。佐藤隆太が、熱血教師役、市原隼人が、野球部のエースを演じています。この2人が、とても魅力的で、良い演技をしていると思います。話は、ダメ野球部の不良たちが、熱血教師に引っぱられて、夢の甲子園を目指すという話しです。リアリティ―はなく、よくあるストーリーなのですが、役者の熱さと勢いだけで、結構感動できます。中身は薄いですが、エンターテイメントとしては良い映画ではないでしょうか。音楽等で、過剰に盛り上げる演出は、時々、鬱陶しくなりますが、この手の映画ではご愛敬でしょうか。全体として、十分楽しめる映画だとは思います。大人の見る映画でないことは言うまでもありません。
福島原発の真実 (平凡社新書)
本書と、「知事抹殺――つくられた福島県汚職事件」を読むと、
フクシマの悲劇は、ある程度まで防げたのではないかと思えてくる。
国も東電も、福島原発事故を「地震と津波」のせいにしてしまおうとしているが、
3.11以降の政府と東電の迷走ぶり、いい加減さ、そして隠蔽体質を見るにつけ、
ここまで泥沼化した責任は、国(とくに東電)にあるだろう。
本書は、1988年に福島県知事になって以降、原発問題で国や東電と対立してきた著者の、
告発の書でもある。
知事時代からくすぶっていた、原発事故の火種。
そもそも原発誘致に「何」が絡んでいたのか。
原発事故後、内部告発の声がどのように押さえつけられたか。
……等々、「嘘と欺瞞のメルトダウン」(帯より)の構図が、
じつに冷静な筆致で明らかにされていく。
「告発の書」にありがちな、ある種の感情的姿勢もない。
だからその分、内容に真実味が増す。
大手メディアでは絶対に報道されない、原発(と事故)の真実が
重く迫ってくる。必読。