伊藤えみ ヒップパレード [DVD]
下からのアングルで股間やお尻へのアップが多いとはいえ、縄や拘束チックな衣装をチョイスしてるとはいえ、露出度合いや過激さは従来作品と変わらないと思う。
良シーンを強いてあげるとするとCh4のフロント部分が小さい白の水着。きわどいポーズはないけど。Ch10の黒い水着は、たとえば同じようなのを過去川原洋子が着てたけどさらにボトムを重ね着してるんだよな。なのでせっかくのチョイスなのに非常に残念な出来に。
スライドショーと特典映像。特典映像はメイキングとヒップダンス9連発。
ゆらめき IN THE AIR
「ロング・シーズン」以来の音楽的極みを垣間見せてくれた傑作。結果的にラストシングルになってしまった。この曲でフィッシュマンズは確実に次なるステージへ上がったものだと更なる展開を熱望していただけに、無念でならない。聞く人のそれぞれの耳の奥でこの曲はいつまでも終わらないだろう。
死因事典―人はどのように死んでいくのか (ブルーバックス)
本書は、題名どおり人のあらゆる死因を解説したものだ。3大死因(心臓病・脳卒中・がん)はもちろんのこと自殺、精神疾患、殺人、事故、感染症などの各点から、病名の由来、病気の原因・しくみ、死亡する確率・実数、その社会的背景、死に至るまでの病状の経過が記述されている。漠然とした解説にとどまらず、歴史的、今日的なエピソードもたくさん交えているので、単なる専門的な解説書というよりは、むしろ死を身近に捉え、向き合うための読み物と言える。
読みながら「よくここまでまとめたものだ」と感心してしまった。また、随所にあまり知られていない法医学的観点からの説明もあり興味深い。著者が元新聞記者だけあって、巧みでメリハリのある文章に引きずり込まれてしまい、読む人を飽きさせない。
ただ1つ残念に思うのは、3大死因のうち、心臓病と脳卒中の解説が物足りなかったことだ。多くの人がこの病で命を落とすことを考えると、もう少し掘り下げて、たとえば、どの年齢階級で多いのか。どの地域、どの職業で多いのか、といった観点での記述が足りなかったように思う。今の俺は、どれくらいの確率で心臓病や脳卒中で死ぬのだ」という疑問に対して、統計学的観点から答え切れていないのが残念だった。また、人口全体の平均値で述べている箇所が多いため、「平均値のマジック」に陥らないように数字の意味を注意深く考える必要がある。
「事典」というので興味のある箇所だけを拾い読みするという方法もあろうが、文章自体は、一般向けに比較的平易に書かれているので、300ページ以上あるものの、通読は可能だろう。ひと通り読んでみて、人の死について向き合ってもらいたい。それが著者のねらいでもあろう。
’98.12.28男達の別れ
ライブアルバムなのに観客の声が、聞こえないというのが、不思議に感じるが、たぶん観客は、コンサートで騒ぎたいという気分より心の底からフィシュマンズの曲を聴きたいという気持ちが、強いのだとろう感じるライブアルバムだ。このライブアルバムのメロディーという曲は、マジで泣けるほど感動するぐらい心に染みる。CDで、そう感じるぐらいだから、生で観た人は、もっと感じただろう
死因 (講談社文庫)
多くのサスペンス・推理小説で登場する題材が「宗教」である。
今まで読んだ「宗教」が関わった作品で、
「これは面白い!!」と思ったのは、
アレックス・カーヴァの「こぼれる魂」である。
通常の宗教観ではなく、カルトを取り上げ、独自のゆがんだ解釈をもった教祖のいる集団である。
そもそもは、日本で地下鉄サリン事件を起こしたのがとある教団だった事から、
カルトの教祖が真犯人である作品が数多く見られるようになった。
逆に、カルトが出てくるものの、非常に希薄なものが多いのだが、
A・カーヴァの作品はよかった…P・コーンウェル・ファンだから、
設定が似ているような、そうでないような…
…と、書く場所が違うのだが、
コーンウェルは、「カルト+テロ」を組み合わせての作品だ。
ただし、先にカーヴァの作品についてのレビューを入れたのは、
やはり、カルトが題材の作品は、難しいということ。
教祖は、教典を作った本人だが、あまり表に出てこない人なので、
いまいち感が漂う。
なので、★マイナス1。
ラストのシーン、ルーシーの活躍がすばらしかった。
それでも、やはり当時では最先端の科学。
その科学がロボットの中で
現在はロボット工学も大幅に進歩している。
おもちゃのようなものだが、当時としては、ものすごいものだったんだろう。
そういった意味では、この作品はとっても勉強になる。